■建築設計I−2

  知り合いのパン屋さんの店舗併用住宅を設計するという設定の課題です。
 Title:  街と向き合う − オープンカフェのあるパン屋 −
 Requirements:  敷地
 ・都心から電車で30分ほどの瀟洒な私鉄駅の広場から北にのびた並木道を100mほど行った東南の角地。
 ・東側:上下2車線の車道と幅3mの歩道の間にはプラタナスの街路樹。
 ・南側:幅4mの側道。
 ・敷地面積300u。(歩道に面する間口15m、側道に面した奥行20m)
 ・道路及び敷地は水平で、歩道と敷地との段差はない。
 ・手前角地は花屋、北側隣地はクリーニング屋、西側隣地は住宅。
 ・建物の規模:2〜3階建、延べ床面積300〜360u以内
 ・地下や屋上を設けてもいい。
 ・構造は自由。

 家族構成
 ・祖父(65歳:店主)、祖母(61歳:店長夫人)
 ・知り合い(40歳:工場長)、妻(37歳:主任)
 ・長女(15歳)、長男(13歳)
 ・店員1(男性35歳)、店員2(女性27歳)、店員3(女性21歳)

 家族たちの趣味は自由に想定する。

 部屋構成
 店舗部分:商品棚、カウンター、喫茶コーナー
 工場部分:焼き窯、パン作り台、流し、調理台、ワゴン、材料庫
 住居部分:2所帯の家族の住まい、店員の休憩室

 A2横置き1枚に各階平面図、南・東立面図、店舗部パースを描く。(図面は1/100)
 筆記用具は自由。
 模型の写真も貼り付ける。
 Concept:  角地にあるので、南側の細い路地と東側の大通りの通行がスムーズに流れることで、店舗へのアクセスも良くなるのではないかと考えました。
 屋内外にカフェスペースを設け、屋外のオープンカフェは店舗利用者以外でも自由に使用できるように公開し、街の小さなコミュニティスペースとしました。
 工場は東側の一面が全面カーテンウォールで、通りからは楽し気にパンを作る様子が窺えます。
 建物から突き出た筒の一方は、店主の趣味である貴重な国産スポーツカーと家族用のミニバンを格納するガレージ。
 もう一方の、敷地南東の角に向かってせり出した筒は、接する2つの通りに対してパン屋の存在をアピールします。
 毎日に必要なもの(例えばサンドイッチ、食パン)は店舗内に入らずに、この筒の先のデイリーカウンターで用を済ませることができます。
 ガーデニングが趣味である店長夫人のための2つの花壇は、利用客や従業員にやすらぎを与え、向いの花屋とリンクして、まちに一体感と彩りを与えます。
 
 Software:  Jw-cad, AutoCAD Architecture 2010, Illustrator CS4

プレゼンテーション
プレゼンテーション

1F平面図
配置図・1F平面図 S=1:100

2F平面図
2F平面図 S=1:100

立面図
立面図 S=1:100
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